緑茶といえばカテキン、カフェイン・・・他には何が入っているの?っという話があったのでまずはどんな成分が入っているのかを説明していきたいと思います。そして、緑茶を飲むメリットとデメリットについて書いていきたいと思います。
成分
- カテキン: エピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガロカテキン、エピガロカテキンガロカテキンなどが含まれます。
- カフェイン: 中枢神経を刺激して覚醒を促進します。
- テアニン: リラックス効果があり、カフェインの刺激を和らげます。
- ビタミンC: 抗酸化作用があり、免疫機能の維持に寄与します。
- ポリフェノール: カテキンなどがこれに含まれ、抗酸化作用を有します。
- フラボノイド: カテキンやクエルセチンなどがこれに分類され、健康に良い影響を与えるとされています。
- ビタミンB群: 特にビタミンB2(リボフラビン)やビタミンB3(ナイアシン)が含まれます。
- ミネラル: カリウムやマグネシウムが含まれています。
- クロロフィル: クロロフィルには抗酸化作用があると考えられています。抗酸化物質は、体内の酸化ストレスから細胞を守るのに役立つ可能性があります。
メリットとデメリット
メリット
- 抗酸化作用: 緑茶には豊富なカテキンが含まれており、これが抗酸化作用を持ちます。抗酸化物質は体内の酸化ストレスから細胞を保護し、様々な疾患の予防に寄与するとされています。
- 心血管の健康: 緑茶に含まれるカテキンが血管を拡張させ、血圧を下げる効果があるとされています。また、コレステロールの低減にも寄与し、心血管疾患のリスクを低減する可能性があります。
- 脂質代謝の改善: 緑茶に含まれるカテキンが、脂質代謝を改善し、脂肪の蓄積を抑制する効果があるとされています。これは、体重管理やメタボリックシンドロームの予防に役立つ可能性があります。
- 抗炎症作用: カテキンには抗炎症作用があり、関節炎や他の炎症性疾患の症状を緩和する可能性があります。
- がん予防: カテキンやその他のポリフェノールががん細胞の成長を抑制するとされ、特に飲む量が増えるとがん予防効果が期待されます。
- 血糖値の安定化: 緑茶が血糖値の上昇を緩和する効果があり、糖尿病のリスクを低減する可能性があります。
- 神経保護効果: 緑茶に含まれるアミノ酸の一種であるテアニンは、リラックス効果があり、ストレスの軽減や認知機能の向上に寄与する可能性があります。
- 歯の健康維持: 緑茶にはフッ素が含まれており、これが歯の健康を維持し、虫歯の予防に寄与するとされています。
デメリット
- カフェインの影響: 緑茶にもカフェインが含まれています。過剰なカフェイン摂取は不眠症、神経過敏、心拍数の増加などを引き起こす可能性があります。特に夜間に大量の緑茶を摂ると、睡眠に影響を与える可能性があります。
- 鉄の吸収抑制: 緑茶に含まれるカテキンは、鉄の吸収を抑制する作用があります。食事と一緒に摂る場合、鉄の吸収に注意が必要です。特に鉄欠乏症のリスクが高い人々にとっては、食事との時間をずらすなどの工夫が必要です。
- 胃腸の刺激: 一部の人にとって、緑茶は胃酸分泌を促進することがあり、胃腸の不快感や胃もたれを引き起こすことがあります。
- アレルギー反応: 緑茶に含まれる成分に対するアレルギー反応がある場合、それによる不快感やアレルギー症状が起こる可能性があります。
- ミネラル欠乏: 過度な飲用により、カフェインの利尿作用が強まり、尿中からミネラルが排泄されやすくなります。これが慢性的に続く場合、ミネラル欠乏のリスクがあるかもしれません。
まとめ
緑茶を飲む事はメリットが多い様な気がしますが、多少なりともデメリットもありそうです。緑茶は飲んでいる人の方が寿命が長いという研究結果があるようです。私も以前は「緑茶は体に良い!」と思い沢山飲んでいましたが、空腹時に飲んで気分が悪くなったり夜寝つきが悪くなったりする事があるので最近は睡眠前には飲まない様にして、代わりにドクダミ茶や白湯を飲むように心掛けています。皆さんも濃さや飲む量、タイミングを考えて飲んでみて下さい。